感覚過敏

自閉症スペクトラム障がいの感覚過敏はなかなか理解してもらえない

kankakukabin

私は発達障がい(自閉症スペクトラム障がい)の子どもを持つまで、感覚過敏を知りませんでした。今マスクをする世の中になりましたが、感覚過敏でマスクをつけられない人もいます。感覚過敏のことをもっと皆に知ってもらいたいと思います。

一般の人より感覚が過敏なため、マスクが顔に当たる感触や、耳のゴムが気になったり、頭痛が起きたりして、着用できない。

感覚過敏も色々あります。
今回は「触覚過敏」について書いてみたいと思います。

洋服のタグを嫌がる

重ね着ができないので、冬でも半袖しかきれなかったり、下着がつけられない。
季節にあった服装ができない。

体にフィットした服が苦手で、大きめの服しかきれない。

洋服の縫い目にも敏感。
裏返してなら着れる人もいる。

特定の素材がダメで着れない。

特定の触感がダメで触れない。
例:粘土遊びができない
・砂遊びができない
・塗り薬がぬれない等

ランドセルやバック等が背負えない。

靴下がはけない、靴もはけない人もいる。

一例をあげましたが、その人によって千差万別です。
日常生活に困るレベルです。

うちの息子の場合は、かなり強めの触覚過です。
上記の特徴は、ほぼコンプリートです。

手で触るのだけは大丈夫だったので、砂遊びも粘土遊びもできました。

小学校低学年の頃、療育センターの心理士さんに、感覚過敏のことを相談したのですが、うちの子は今まで診た中で、ニ番目に感覚過敏がひどいとの事でした。

一番症状がひどい子は、着れる服がポンチョしかないというお子さんでした。

保護者が、お子さんを直そうと厳しくしたため、余計に感覚過敏がひどくなったそうです。


制服を着用するのも一苦労、
幼稚園の先生も感覚過敏を理解している人はいなかった

幼稚園の時は、制服だったので本当に困りました。
冬場、幼稚園のお迎えにいくと、まわりのママさんが、うちの子を見て反応するのですよ🥶「さむそー」とか

人目も気になるし、雪が降っても半袖半ズボンしか着れないことが辛かったですね。

初めはじろじろ見られるのが嫌でしたが、だんだん開き直ってきて、どうでもよくなりました😅

それより子どもが辛そうなので、なんとかしてあげたい一心でした。

冬のカーディガンが着れないのと、発表会で履く決まりになっている白い靴下がはけないのが、悩みの種でした。

カーディガンは卒園式のみ、卒園証書を受け取る時のみ着用できました。

白い靴下は、綿の生地でレッグウォーマーを作りました。
遠目にみると、靴下を履いているように見えました(笑)

他にも気になることがありました。

ベレー帽を被らず、首にゴムをかけて歩く

幼稚園の園バックを肩にかけることができない

幼稚園の先生も感覚過敏の知識がないので、息子が感覚過敏から嫌がることを、わがままととらえて無理にやらせようとしていました。

私もその時は、感覚過敏の知識は少し調べて分かりかけていたけど、十分ではありませんでした。

感覚過敏から帽子がかぶれない、バックがつけれなかったことに気が付きませんでした。

なので、先生同様無理にやらせようとしていました。
結局、かんしゃくに発展してしまうので、疲れました😖

このままでは私のメンタルがもたなそうだったので、忙しい朝のみ、幼稚園までは私が持っていくことにしました。

しつけの面を考えると、泣いてもかんしゃく起こしてもやらせるべきなのでしょうけど…

発達障がいのある子の子育ては、「発達障がいの特性を配慮した子育てをしなきゃいけない」という気持ちと、
「甘やかしてしまっているのでは?」という気持ちで葛藤が起きやすいと思います。

息子の感覚過敏を治す方法を模索していた幼稚園~小学校時代

何か有益な情報はないかと思い、
療育センターに相談にいくのですが、
薬の服用を勧められるか、日常がどんなものかの聞き取りだけで、毎回残念な気持ちで家路についていました。

勧められた薬は、一般的に発達障がいの子に使用している薬でしたが、まだ息子は小さいのでできるだけ西洋の薬は使いたくありませんでした。

西洋医学は救急や外科的な病気には、即効性があり、素晴らしい医療だと思っています。

ですが、発達障がいの子に処方されている薬は、症状を治すというよりは、無理に症状を抑えるといった感じがして、受け入れられませんでした。

食事療法や漢方薬、サプリ、運動などで治したいという気持ちが強かったです。

感覚過敏はこれをするとよくなるとか、明確なものはありません。

なので、良いと聞いた物はすべて試しました。
漢方やサプリ、睡眠、栄養等色々調べました。

長くなってきたので具体的な方法は、
次回のブログ「感覚過敏を軽減させるには」に続きます😊

最後までお読み頂きましてありがとうございました。

ABOUT ME
waraku
発達障がいの中学生の双子(男女)の子育て中です。ゆるゆるハート(力を抜く・自分軸・笑い)をモットーに日々過ごしています。