うちの息子は小学校3年生から支援学級に在籍しています。
小学校入学時に一般学級にするか、支援学級にするかどうか迷いました。
悩んだ末に、様子見で一般学級にしました。
発達障がい(自閉症スペクトラム障害)の息子を一般学級に入れることにした理由
小学校入学時に一般学級に入れた理由ですが
- 知的な遅れがなく勉強は普通にできていた
- 小学校の入学前の検診では、学校から支援学級にした方がよいと言われなかった
- 本人の伸びしろに期待した
- 一クラス20人位だったので、少人数ならやれるかもと思った
学校から指摘を受けたり、本人が支援学級に移籍したい場合は、支援学級に移るつもりでいました。
息子は感覚過敏がひどく、授業中に教室の外に出てしまうことがありました。
興味の無いつまらない授業に参加すると、感覚過敏がひどくなりました。
こだわりが強いし、時間内に収めるということが苦手なので、かなり先生に迷惑かけたと思います。
運よく担任の先生は、支援学級を担任したことがある先生だったので、息子に分かりやすい声かけをしてくれたり、色々と配慮してくれました。
まわりの同級生も優しく、先生やクラスメートのおかげで、なんとか一年間やることができました。
二年生になると、益々感覚過敏がひどくなり、髪の毛を抜いたり、チックのような症状がでました。
担任の先生は息子のことをかわいがってくれて、厳しいながらも愛情ある対応してくれました。
本当に感謝しています。
これ以上一般学級にいても、先生に迷惑がかかるし、本人が一番つらいのではと思いました。
息子に支援学級の様子を見にいくことを提案しました。
本人も嫌がることもなく、支援学級に行くことを希望したので、支援学級に移るため発達検査を受けました。
知能検査の結果ですが、
田中ビネーの検査でIQは110でした。
IQ だけでみれば、一般学級が妥当ですが…
本人の特性を考慮して、支援学級に体験入学してみて、支援学級が合わないようであれば、一般学級に通い、通級を利用することにしましょうと提案して下さいました。
息子は支援学級を希望したので、3年生から支援学級に移りました。
支援学級は勉強の進みが遅い
勉強は普通にできていたので、希望としては一般学級と同じくらいのペースで勉強を進めたいと言いました。
ですが、小学校6年生を卒業する頃には5年生の勉強をやっていました😭
支援学級の勉強の進みが遅い理由
- 支援学級の子の進路は、中学卒業後、支援学校に行くことを前提としているので、小学校4年生位までの学力を目指している。
- 色々な特性の子がいるので、トラブルが起きて授業が進まないことがある。
- 成績の評価基準が一般学級と違うので、勉強の評価はないし、先生にも教える範囲のノルマはない。
- 指導力のある先生は一般学級へ行ってしまう。
(指導力不足、経験不足、健康上の理由、家庭の事情で支援学級に来る先生が大半)
配慮が必要な子が多い支援学級なので、先生の負担や気苦労もあるし、勉強の進み具合は目をつぶるしかないのかなと、早々にあきらめました…
家でのタブレット学習で補うことにしましたが、遊んでばかりで勉強しませんでした。
中学校の今になって小学校の勉強をやっているので、勉強の遅れを取り戻すのに大変です😣
支援学級に移って良かったこと
支援学級に移ると毛を抜いたり、チックの症状は治まりました。
かなり無理をさせていたのかな…
もっと早く支援学級に移ればよかったのかもしれません。
支援学級では野菜づくりを毎年やります

支援学級では、畑を耕して作物を作る授業があります。
一般学級でも作物を作る授業はありますが、支援学級の方が本格的にやります。
小学校の頃から、息子は将来農業をやりたいと言っていました。
社会が変わってきている中、今後は野菜を自分で作るという能力が必要になってくると思います。
学校でとれたミニトマトやピーマン、唐辛子、大豆等を学校からおみやげに持ってきてくれました。
とれたてなので新鮮でおいしく、自分で育てた野菜を食べるのが、食育につながっています。
療育手帳の取得が支援学級か一般学級を選ぶ基準になります。

療育手帳がなくても支援学級に在籍はできます。
ただ支援学級に在籍している以上、成績の評価は得られないので公立高校の受験資格がありません。
ですが私の住む地域ではインクルーシブ教育が始まっていて、一部の高校では軽度の知的障がいのある子も面接試験のみで公立高校に入学できる枠があります。
支援学級ではないので、身辺自立ができることが必須になります。
詳しくは後日書きたいと思います。
昔と違って、中学校卒業後の進路も色々な選択肢があります。
支援学級にいるから、進路が選べないし、お先真っ暗だとは思わないでください。
発達障がいの子や不登校の子を受け入れてくれる学校がだんだん増えてきています。
未来は明るいです!🥰
最後までお読みいただきありがとうございました